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学校での事故・災害によって、生徒が怪我をして、後遺症を負うケースが多く見られます。独立行政法人日本スポーツ振興センターの統計によると、年間200万件を超える学校事故が発生しているそうです。
典型的な場面として、体育や部活動での接触事故や熱中症、校舎での転倒や転落事故、登下校中の交通事故などがあります。事故が起こりやすい時間として、小学校では休み時間、中学校では課外指導の割合があげられます。
日常的に学校での事故・災害は発生していますが、災害共済給付がされている件数は年間100万件ほどで、実際に発生している件数に比べて、大幅に少ないことが考えられます。すべての事故に災害共済給付がされるわけではありませんが、学校や加害者との関係性を気にされたり、そもそも補償制度についての理解がなく、相談する人がいなかったりすることが、給付件数が少ない要因にもなっているようです。
学校事故が発生した場合、学校側の責任の有無にかかわらず、制度によって災害共済給付が受けられます。また、学校や監督者に過失があった場合に、児童・生徒への安全配慮義務違反として、損害賠償を請求できる可能性があります。さらに、学校の設備が古くなっていたり、管理が十分にされていなかったりした場合に発生した事故においても、学校側に対して、工作物責任が守られていなかったとして、損害賠償を請求できることがあります。
事故発生時の状況や怪我・後遺症の程度、学校との関係性などによっても、対応方法は異なりますので、まずは弁護士にご相談いただくことをおすすめいたします。トラブル解決までの道筋を一緒に立てていきましょう。